のらりくらりはむずかしい

後ろ向き人間嫌い人間による愚痴ブログです。 後ろ向いて後ろに進んでも前向きになるのは他人からの見た目だけ。 中身は相容れぬ溝のみが広がっていきます。 ゲームはネタバレとか気にしないので見たくない人はそっ閉じ推奨です。

2019年08月

そして虫ではなくなった

鬱々とした状態を脱出したな、と自覚したのは

好きなものを思い出した!ときです。


鬱々としている間って、

趣味を楽しむとか、気分転換をするとか、

そんな器用なことはできません。


ただひたすらにネガティブに混乱し続けているような状態なので、

人と会おうとか、外に出ようとか、ちょっと休もうとか、

そんなこと思いつきもしません。


夜もちょっとずつしか寝られないので、

体力も気力も回復せず、惰性で生きているだけです。


趣味は読書です、と自己紹介をするし、

月に2~3冊小説を読み、読みたい小説もたんまりある状態が通常であるなか、

小説を全く読みたくなくなりました。



そんな中。私の場合、

鬱々とするメインは職場なので、
とにかく休憩時間は読書に没頭します。

私には、人間が周りにいることに気づかなくていい空間はそこしかありませんでした。


たまたま読んでいた「通貨の日本史」という本で、
政治をする人たちって、やっぱり半径5メートルのための政治しかしないんだな、
でも自分も自分のことしかしないし、みんな一緒か
と思ったのです。





それから、周りの人が転職したり、転職活動を始めたりする話をちらりと聞いて、
この環境のままでいなくてもいいじゃないか、という当たり前のことに気づけて、

自分の好きなものを好きだと思えていたことに気づきました。

ここまで来たら、自分が人間であることなんて最早どうでもいいことになっていました←


終わってみれば簡単なことですが、

その前までの辛いこと辛いこと。

何の事件も起こさなかった私は偉い!!
と思うくらいにはイライラしていたと思います。

関係者の皆様、多大なご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。


そもそも生まれ落ちたことからして残念なことだと思っている私は、

根っからのネガティブな人間嫌いです。


たまーに、ごくたまーに生きててよかったなぁとか思うこともありますが、

人生の99.9%は嫌なことで構成されていると思っています。

学校も仕事も家庭も、嫌なことばかりですから。


今回は偶然この本だった、というだけで次回はどうなるかわかりません。

虫になるきっかけ?

嫌いな生き物に変えられて嫌いな生き物社会に放り込まれて、

運よく2か月ほどで脱出できているのですが、

そもそもなんでそんなことになったのか、

そろりと抜け出した今だからこそ思いつく原因を追いかけてみたいと思います。


そのころ、職場には
①口先だけの上司
②自覚のない丸投げと無茶ぶりが得意な先輩
が居て、

社会には
③続く値上げと増税
④いくつまで生きるのかわからない不安
がありました。


①は減点方式でルールでしばりつけるの大好き上司なので、相性は最悪。

評価するする詐欺に指示するする詐欺、の常習犯です。
理解もビジョンも何もない。

人の話を聞く耳を持ち合わせていらっしゃらないし、
都合の良いところしか見えない目をお持ちなので、

強大なストレッサーです。



②は時間管理がとっても苦手な先輩。

ダブルチェックで確認しても、ミスだらけ。そして謎の急ぎ案件化させる。

いやいや、忘れてたのあんたやん、なぜ私だけが急がねばならぬのか。

(そもそも私がチェック役で良いのか?)

こちらもなかなかのストレッサー。


①の上司から給与はあげない宣言をされている中の③と、
長生き家系の絶望の中生きなければならないという④も組み合わさって、

このまま今の会社で働いたところでいいことが何もないな、
いやいやこのまま生きてても貧しくなるだけでいいことないよな、

となり、鬱々としていったんだと思います。


虫になって虫社会へ放り込まれたような

人生最高潮の人嫌いになっておりました。

今から思えば、
どこかの神様にいきなり自分の嫌いな生き物に姿を変えられて、

その生き物の社会に放り込まれたような状態だったかもしれません。

虫嫌いさんは虫社会、ヘビ嫌いさんはヘビだらけの空間に
入れられたのを想像してください。

私はそれが人間だったので、
自分も含めてとにかく人間みんな嫌

(文字にすると5歳児みたいですが)

となっていました。




周りに意思を持った人間がいる、と認識する状況が辛くて、
職場は地獄。

(通勤電車は、マネキンと一緒に運ばれているような状況だったのか、
職場よりはまだ大丈夫でした。)

攻撃される、とか無視される、とかそういうものじゃなくて、
もう自分が人間であることが無理。
周りが人間であることも無理。


泣きださないようにするので精いっぱいで、
あばれださないようにするので頭いっぱい。


人生ってこんなに面白くないんだと思って、
ひたすら鬱々としていました。


続く。
ギャラリー